2008年09月28日

ARB 30th特集・その1

皆さん今晩は。
これからの30分間は、このFMハイホー、FM西大和からオンエアされます“ラジオでロック”「Radio nowhere」でお楽しみください。お相手させて頂きますのは私、DJ・PON-CHANG!(ぽんちゃん)で御座います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

それでは今日も、早速番組の方進めて行きたいと思いますが。





さて、今週と来週は、先週の番組のエンディングでも予告させて頂きましたように、1978年の結成から、この10月で丁度、記念すべき30周年を迎えると言う、我が青春のモニュメント的な存在でもあります、魂の咆哮のようなシャウトを聴かせるヴォーカルと、切れ味も鋭いシャープでタイトなロックンロール・サウンドを武器に、時代を疾走して参りましたゴキゲンなバンド、アレキサンダー・ラグタイム・バンドARBの特集を大々的にさせて頂こうと思っております。

それでは先ず、景気付けに一発ということで、1979年(昭和54年)、日本中を震撼させた三菱銀行北畠支店を舞台とした殺人事件(後に高橋伴明監督が、宇崎竜童さんを主演にして『TATOOあり』というタイトルで、この事件を映画化し、話題にもなりましたが…)。
本来なら、シングル「ワイルド・ローティーン・ガール」のB面として発売される筈だったんですが、この事件を連想させるような刺激的な歌詞内容が問題ということで、発売自粛となってしまいましたナンバー「銀行マン」
これを先ず、お届けしたいと思います。それではどうぞ。


三菱銀行北畠支店人質事件



   (Rooftop9月号掲載記事より)
Rooftop HP
http://rooftop.seesaa.net/

LOFTプロジェクト HP
http://www.loft-prj.co.jp/                                           

~ということで、今週と来週は、今年10月で結成30周年を迎えるARBにスポットを当てて特集という形でお届けさせて頂く訳ですけども、先ずはオープニングとして「銀行マン」をお聴き頂きました。
さて、ARBは現在、ドラムのキースと共にバンドの牽引車的役割を担っておりましたヴォーカル・石橋凌の脱退によりまして、再び活動中止状態に陥っている訳ですけども、そこに至る迄の長い歴史の間には、数々の名曲と誉れも高い作品を作り上げて、ARBキッズなる熱狂的なファンを獲得し、またブルーハーツやユニコーン、ジュンスカなどの、その影響が十二分に見てとれるフォロワー達を沢山産み落として参りました。しかし、一方で広く世間で認知される程の大ヒット曲に恵まれることもなければ、ARBは何処までも超B級のバンドとして、その歩みを重ねてきたわけです。
その関係からか、この頃では再結成以降のARBの作品をCDショップなどで見掛けることはあっても、一旦解散した1990年迄の作品は、殆んど見掛けることもなく、特にレンタルCDショップなどには、全く置かれてもいないという惨憺たる状況で、熱狂的なファンを自認する私としても、実に寂しい思いを噛みしめて来た訳では御座いますが。
ところが一転、そんなお寒い状況にピリオドを打つべく、ここに来て朗報。結成30周年を記念して、ドラムのキースとARBオフィスの代表であります藤井隆夫氏というARBを知り尽くした2人がリマスタリングの監修を務め、解散までに発表された全15タイトルを再リリース。それも更に嬉しいことに、オリジナルLPと同じく紙ジャケといったオマケ付きでの復刻と相成った訳です!
今回の特集というのは、それを祝しての特別企画。是非、この番組を通じ、ARBの良さを体感して頂きまして、もし気に入れば、当然のことながら、CDを直に手に取って、ARBの音世界にどっぷり浸かって頂きたいと、この様に思います!
因みに、再リリースCDの方、既に7月23日に7タイトルが、そして8月20日に残り8タイトルが発売となっていますので、またCDSHOPの店頭でチェックしてみてくださいね!
それではここで2曲続けてARBのサウンド、またお届けしたいと思います。
先ずARBの記念すべき1978年発表のファーストシングルであります「野良犬」、それからこれまたファーストアルバムに収録されております、ファンの間で今以って根強い人気を誇る「喝!」。この2曲をお聞きください。どうぞ!  



   


ARBオフィシャルサイト

http://www.arb-tamashii.com/                                   

はい、ということで「野良犬」と「喝!」の2曲を聴いて頂きました。





続きましては1980年5月に発売されたセカンド「バッド・ニュース」から、ビートたけしもフェイヴァリットソングと公言して憚らない「乾いた花」と、ロッキード事件で騒がしかった時代の空気をそのまま切り取ったような楽曲「空を突き破れ」をお届けしますが、この時期がARBにとっての大いなる転換期でありまして、元々ARBはシンコーミュージックが、当時流行りだったイギリスのベイシティ・ローラーズなどのアイドルロックバンドを模して作った企画もののグループだったわけです。しかし、アイドルとしての居心地の悪さに違和感を覚え始めたメンバーは事務所と衝突。メンバー2人を失う形にはなったものの、自分たちのオフィスを立ち上げ、本格派のロックバンドを目指すべく生まれ変わることになります。
それでは1stの頃とは違い、ぐっと男臭くも硬派っぽさを増したARBを聴いてください。どうぞ!


ロッキード事件                                        

“ラジオでロック”「Radio nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。

E-MAIL 
post@fm814.co.jp
FAX  0745-33-3601
MAIL 〒636-8555 FM 81.4(ハイホー)

またこの番組の詳細に関しては以下のブログにてご確認いただけます!

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http://radionowhere2.narasaku.jp/

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それでは最後もARBの曲で、それまでの所属事務所と決別、悲壮な決意を込め、1979年12月に発表したARBのテーマソングとも言える「魂こがして」と、セカンドアルバム「バッド・ニュース」からタイトルチューンであります、“悪い知らせを聞いてくれ”のセリフでお馴染みのバッド・ニュースをお掛けしてお別れしたいと思います。それは皆さんまた来週。

来週もARBの特集でお送りしますのでお楽しみに!お相手はDJ・PONーCHANG!でした。
バイバイ!

(10・5オンエアー分)  


Posted by PONーCHANG!(ぽんちゃん) at 23:51Comments(0)ROCK・MUSIC

2008年09月22日

エリックサティ「秋に相応しい癒しのメロディー」(2)

はいということで、皆さん今晩は!
これからの30分間は、このFM81.4、FM西大和からオンエアーされます
“ラジオでロック”「Radio nowhere」

でお楽しみくださいませ。
お相手させて頂きますのは、私、DJ PON-CHANG!(ぽんちゃん)で御座います!どうぞ宜しく!

それでは早速番組の方進めていきたいと思いますが…。

さて、今週も先週と同じく、過日メールでNさんという、この番組を熱心にお聴き頂いているリスナーの方から頂きましたリクエストにお応えしまして、「秋に相応しい癒しのメロディー」と題し、従来のレディオ・ノーウェアとは違った趣きで、心に沁みる旋律(メロディー)満載で、番組の方進めさせて戴こうと思っております。しかし、当然のことながら、私がセレクションしての話となりますので、果たして皆さんの癒しに役立つかどうか、その辺り、甚だ疑問では御座いますが。
まぁ何はともあれ、それでは早速、秋に相応しい癒しのメロディーの特集の第2夜ということで、「後編」を進めていきたいと思います。





まず今週は、「家具の音楽」と自らの作品を称し、教会音楽の要素を大胆に取り入れては、それまでのクラシック音楽における調性を破壊、後に印象派として歴史にその名を残すラヴェルやドヴュッシー、またリズムではストラヴィンスキーなどに、多大なる影響を与え、今や現代音楽の父、ミニマル・ミュージック、イージー・リスニングの創始者とされる、1866年、フランス生まれの偉大なる音楽家、エリック・サティことエリック・アルフレッド・レスリ・サティの曲をまずは聞いてみたいと思います。この頃では「ジムノペディ」などがCMソングとして、あちこちで取り上げられ、頻繁に彼の作品を耳にすることが増えましたが、今日はそのお馴染みのジムノペディも含め、3曲ほどチョイスして、彼のその静謐且つ透明感あふれる音世界を堪能していただきたいと、このように思います。とにかく素晴らしいこと間違いなし。私も夜更けに仕事をする際には、よく彼の曲をBGMとして流し、その調べにどっぷりと浸かっている次第ではございますが。

それではサティで3曲行きましょう。





今日は、17歳でデッカレコードと契約を結んだ早熟なるフランスのピアノ奏者PASCAL ROGE(パスカル・ロジェ)の演奏で、サティが1888年に書き下ろしたジムノペディNo,1(ゆっくりと悩めるが如く)と、1900年に書かれたシャンソンの名曲「ジュ・トゥ・ヴー」そして、北野武監督の「その男、凶暴につき」でも取り上げられていたインドネシアのガムラン音楽とルーマニアやハンガリーの音楽をミックスして作ったという「グノシエンヌ」、これ等を続けておかけします。結構音数が少なく無音の箇所があったりしますが、放送事故ではないのでご心配なく。
それではサティ、聞いてください!どうぞ。  



                                      

いかがでしたか、サティのサウンド。お楽しみ頂けましたでしょうか?

では、続きましては、これまた他のラジオ・ステーションなどでは滅多に電波に乗ることもない、ドイツが誇るプログレバンド「CAN」のベースでありましたホルガー・シューカイが1979年に発表した珠玉の逸品「ムーヴィーズ」から、今宵は2曲おかけしたいと思います。数ある私のレコードCDコレクションの中でも必ずやベスト3に入る名盤と称しても過言でないほどに素晴らしい作品ですね、これは!





ホルガー・シューカイは、1938年ポーランド生まれといいますから、2008年の現在、御年何と70歳の音楽家。第2次大戦後、故国ポーランドに進駐してきたソ連軍から逃れ、家族全員で西ドイツに移住。ベルリン芸術大学に進学しては、指揮者になる為に勉強するが、其の内に、かのクラシック音楽、現代音楽の大家でもあるカールハインツ・シュトックハウゼンに師事するために、スイスはケルンに居を移す。そこで音楽教師となっては、その後同じくシュトックハウゼン門下生であったイルミン・シュミットらと共に「CAN」を結成し、活動を始める。
CANは即興性を重視するプログレ・アバンギャルド・グループだったが、次第にホルガーは、さまざまな音響・録音機器を駆使しての緻密なサウンド構築作業に魅了されて行き、1977年グループを脱退、ソロ活動をスタート。1st「カナクシス」を発表した後に、今日お掛けする、数あるホルガーのアルバムの中でも、音楽的に最も充実した代表作といえる「ムーヴィーズ」を1979年に発表することとなる。
それでは能書きはこの辺に致しまして、音の方ご紹介いたしましょう。
今日「ムーヴィーズ」からおかけしますのは、カザフスタンの不明の楽器のイントロによって目の前に中近東の風景が広がる、軽妙なリズムと分かりやすいメロディーが心地良いキッチュなポップチューン「クール・イン・ザ・プール」とイラン歌手の連続可変する唄声が印象的な、美しくもエキゾチックなスローナンバー「ペルシアン・ラブ」をお届けいたします。それではどうぞ。ホルガー・シューカイです。                                 

“ラジオでロック”「Radio Nowhere」この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。

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ということで、2夜に亘りお届けして参りました「秋に相応しい癒しのメロディーの特集」。取りあえずは、次の曲で終りということになります。今後ともまたこんな企画をなんていうリクエスト御座いましたらガンガン、メールやFAX等でリクエストお送りくださいね。出来得る限り、頑張ってお応えしていこうと思っていますので。
ということで、来週、再来週は、これまた通常のメニューではなく、2週に亘り、結成30周年を迎え、1990年10月27日「国立代々木競技場第1体育館」での解散コンサートまでに発表された全15タイトルが紙ジャケで復刻再発売となった「ARB」にスポットをあてて、これまた特集としてお送りしたいと思います。お楽しみに!

ではまた来週。
お相手は、お相手はDJ・PON-CHANG!でした。





それでは、1966年5月16日にリリースされたビーチボーイズ「ペットサウンズ」から「キャロラインノー」をお掛けしながら、今日はお別れしたいと思います。
バイバイ!

(9・28オンエアー分)
  


Posted by PONーCHANG!(ぽんちゃん) at 23:38Comments(0)ROCK・MUSIC

2008年09月16日

秋に相応しい癒しのメロディー(その1)

はいということで、皆さん今晩は!
これからの30分間は、このFM81.4、FM西大和からオンエアーされます“ラジオでロック”「Radio nowhere」でお楽しみくださいませ。
お相手させて頂きますのは、私、DJ PON-CHANG!(ぽんちゃん)で御座います!どうぞ宜しく!

それでは早速番組の方進めていきたいと思いますが…。

さて、今週は過日メールでNさんという、この番組を熱心に聴いて下さっております、実に奇特で、ニッポニア・ニッポンか、はたまたパンダの赤ちゃん並みに貴重とも言えるリスナーの方からメッセージを頂戴しまして「PON-CHANG!は、心疲れたとき、どんな音楽を聴いて、癒しを得ていらっしゃいますでしょうか?もし、宜しければ番組を通じてご紹介願えれば」ということでした。
そこで、今年も、北京オリンピックとか、色々あった夏も終わり、気が付けば、今はもう秋、誰もいない海、福田首相に、北の湖親方もさぞやハートブレイクとばかりに、一際寂寥感(せきりょうかん)を感じる季節になって来たことでもございましょうし(なんのこっちゃ?)、今週と来週は、そんな物悲しき「秋に相応しい癒しのメロディー」と題しまして、従来のレディオ・ノーウェアとは違った趣で、しっとりと番組の方、進めさせて戴こうと思っております。しかし、当然のことながら私が楽曲をセレクションしての話となりますので、果たして皆さんの癒しに役立つのかどうか、その辺り、甚だ疑問で、自信も余り御座いませんが(そうだろうな~)。
ともかくも、そういった企画で、柄にもなく、あらぬ冒険を致しますので、荒ぶるロックがお好きな御仁も、今週、来週はその点ご容赦頂き、宜しくお付き合い下さいね。

では早速、秋に相応しい癒しのメロディーの特集、進めていきたいと思います。





先ずオープニングとして、拙者がセレクションしましたのは、10代の頃から聴いているメランコリックな旋律が、何とも心刺すようでいて、実に美しい、若かりし頃の
デビッド・ボウイ

の代表的なナンバー「レディ・スターダスト」と勇壮な大宇宙を想起させるナンバー「スペース・オデッセイ」。この2曲を先ずはお勧めということでお届けしたいと思います。それではどうぞ。                                       

D・ボウイ。如何がでしたでしょうか。満足していただけましたでしょうか?





それでは今度は、さらに2曲続けてお届け致しましょう。
お届け致しますのは、日本が世界に誇る教授こと
「坂本龍一」

昨年(2007年)に突然、盟友・高橋幸宏と細野晴臣とともに、老成化したYMO、名前もHASYMO(ハシモ)と変えて唐突に復活。某ビールのCM用にライディーンをアレンジしなおした「ライディーン79/07」をはじめ、実にひなびた高齢化社会にもってこいのサウンドを届けてくれました。しかし今日はそれではなく、教授が1996年5月17日に発表したコンピレーションアルバム「1996」から2曲。
2006年公開の映画「バベル」でもお馴染み、1995年に発売された「スムーチー」というアルバムに収録され、初めて世に発表された曲「美貌の青空」と、これまた大島渚監督のメガホンによる映画「戦場のメリークリスマス」のテーマ曲でありました「メリークリスマス、ミスターローレンス」をお掛けしたいと思います。

それでは続けて2曲どうぞ。
                                          


“ラジオでロック”「Radio Nowhere」


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というわけで来週も「秋に相応しい癒しのメロディー」と題しまして、何時もの騒々しさは封印しながら、しっとりとらしからぬ雰囲気でお届けしたく思いますので、時間が来ましたらまたダイヤルを81・4、FM西大和に合わせて頂きまして、お付き合い願いたく思います。





では、今週エンディングにお届けしますのは、スティーリーダンで、これ以降20年にも及ぶ沈黙の期間を送ることとなった、1980年11月発表の名作「ガウチョ」から2曲目に収録されている大ヒット曲「ヘイナインティーン」をお送りしてお別れしたいと思います。
それでは皆さんまた来週。
お相手は
DJ・PON-CHANG!

でした。
バイバイ。
(9・21オンエアー分)
  


Posted by PONーCHANG!(ぽんちゃん) at 01:21Comments(0)ROCK・MUSIC

2008年09月14日

「クリーム」・「レインボー」

続きましては、キーワードAtoZのコーナー





ということで、今週もアルファベットのCが頭文字に来るアーティストということで(もう、このコーナーもかなりの数をこなしているようにも思うのですが、まだCということで。やはり世の中素晴らしいアーティストやバンドがごまんとあるという証左と言えるでしょうね~)今日は「スローハンド」と渾名されるエリック・クラプトンが在籍していたことでも有名な3ピース・ブルースロックバンド
「クリーム」

の、そのクオリティーの高い演奏と名曲を幾つかピックアップしてお届けしたいと思います。

「クリーム」。今更ご説明する必要性など全くないグループとは思いますが、とりあえず若い世代の方の中には、「何それ?」と首を傾げる人もいるかも知れませんので、簡単にそのプロフィールをご紹介したいと思います。
クリームは1966年、今や生ける「ギターの神様」と崇め奉られて止まないエリック・クラプトン(G)に、ジャック・ブルース(B)とジンジャー・ベイカー(D)といった3人によってイギリスで結成される。
スタート時はブルース色を前面に打ち出し、クラプトンがクリーム以前に在籍し活動していたジョン・メイオール・ブルース・ブレイカーズと同じような泥臭いアーシーなサウンドを展開していたが、徐々にその持前のハイクオリティーな演奏テクニックを駆使しては、ジャズの即興性とブルースをない交ぜにしたような先鋭的で、ハードロックのプロトタイプとも言えるラウド・ロックを作り上げ、当時ビートルズに唯一対抗できるバンドとしてイギリス国内で高く評価されるようになる。
その成果が十二分に結実したと作品といえるのが1968年に発表されたボリューム満点の2枚組「クリームの素晴らしい世界」というアルバムで、これはいまだ洋の東西を問わず、ロックを志す若者たちの古き良きバイブルと化している。
しかし、3人の個性があまりにも強烈過ぎた為に、2枚組「クリームの素晴らしい世界」を発表した同年の11月に残念ながら空中分解。結成から僅か2年という短い歳月でクリームはそのバンドとしての幕を閉じることになった訳です。

と、いうことで、今日はそんなクリームの曲を臨場感たっぷりのBBCライヴから
「ローリン・アンド・タンブリン」「サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ」

を続けてお掛けしたいと思います。
それではお聞きください。クリームです。
(9・14オンエア分)






“ラジオでロック”「Radio Nowhere」

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さて、最後は
ノックオンザヘブンズドア
のコーナー。
蘇る古のスーパースターのコーナーでございますが、今回は1998年4月5日にイギリスはブリストル郊外で、酒を飲んで愛車・サーブ9000ターボのハンドルを握り、ハイウェイを突っ走っては、事故を起こして大炎上。残念ながら帰らぬ人となってしまった、ロン・ウッドやロッド・スチュワート、ジェフ・ベックと同じく典型的なブリティシュ顔をしていた、かのスーパードラマー「コージー・パウエル」を偲んで、彼が1977年から1980年まで在籍していたハードロックグループ
「レインボー」

の代表的なナンバー、西洋ヤクザ・ハードロック界の横山のやっさんといった出立ちが印象的なグラハム・ボネットのシャウトが強烈な
「ロスト・イン・ハリウッド」

(リッチーのギターリフも最高!)をお聞きしながらお別れしたと思います。
それではまた、来週も時間が来ましたら、このFMハイホー、FM西大和にダイヤルを合わせて頂き、私の番組「レディオ・ノーウェア」にお付き合い下さいませ。

お相手はDJ・PON-CHANG!でした。

それでは皆さんまた来週バイバイ。
(9・14オンエア分)



  


Posted by PONーCHANG!(ぽんちゃん) at 02:58Comments(0)ROCK・MUSIC

2008年09月14日

ムーディーブルース「サテンの夜」

皆さん今晩は!
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ラジオでROCK!「Radio nowhere」

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それでは早速番組の方進めていきたいと思いますが…。

最初のコーナーは、
ミュージックカレイドスコープ

のコーナー。

このコーナーでは、その時々の話題を、私の方でアトランダムにピックアップしては、それに因んだサウンドをオンエアーさせて頂くコーナーでは御座いますが。





さて、皆さん。
集英社から発刊されている、この原油並びに諸物価高騰の折りになんと僅か90円という超安価な『青春と読書』という文学を題材とした雑誌(ところによっては無料配布している書店さんもある)をご存じですか。

これがなかなか面白い雑誌でして、特に現在、あの文壇の野生児、「ゲルマニウムの夜」「皆月」でお馴染みのバイオレンス&エロスな
作家・花村萬月氏

が連載中の
『ロック・ステディ』

(とどのつまり、私の落ち着く先はロックなのでありますが)。中でもこれが一際、私にとっては興味深い読物で御座いまして、よく通勤で利用する電車の中で、ひとり気がふれたように他人の視線も憚らず、ニヤニヤと変態チックにほくそ笑んでは活字に目を踊らせて楽しんでいる訳ですが。

で、現在、店頭に陳列されている9月号から、プログレッシヴ・ロックの章に突入しました。

萬月氏の青春期をベースに語られる数々のバンドに関する蘊蓄は、玄人評論家の情報量をも凌駕しそうな充実振りで、アイロニカルな批判をみせることが得意な、意地悪な2ちゃねらー様をもきっと満足させ得る内容になっていることかと存じます。

これをお聞きのリスナーの方にも、是非チャンスあれば、お読み頂きたいお薦めの逸品ということで、ご紹介させて頂きました。
ということで、今日は集英社から刊行されている読書情報誌「青春と読書」で連載されている花村萬月氏の「ロック・ステディ」。その9月号の「プログレッシヴ・ロック」と題された文章の中に登場する、1972年当時、京都は四番町の女郎屋を改造した下宿の闇の奥で、トランジスタラジオから流れる東本願寺の宗教コマーシャルとともに頻繁に花村氏が聞いていたというムーディーズことムーディー・ブルース大ヒット曲「サテンの夜」と、これは私からのお薦めということで同じくムーディー・ブルースで「ジェミニ・ドリーム」の2曲を聴いて頂きたく思います。


青春と読書HP

http://seidoku.shueisha.co.jp/0809/seishun.html





それではどうぞ。
(9・14オンエア分)

  


Posted by PONーCHANG!(ぽんちゃん) at 02:55Comments(0)ROCK・MUSIC

2008年09月07日

T・REX 「ダンディ・イン・ザ・アンダーワールド」






“ラジオでロック”「Radio Nowhere」

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さて、最後はノックオンザヘブンズドアのコーナー。
蘇る古のスーパースターのコーナーでございますが、今回はラストも1977年に残念ながら自動車事故で亡くなってしまった永遠のグラムロックスター、マーク・ボラン率いるところのT・レックスのまとわりつくような粘着性の高いボーカリゼーションとディストーションの効いたギターの音色が醸し出す、まさにイギリスといった陰影に富んだサウンドをお届けしてお別れしたいと思います。

お掛けする曲は
「ダンディ・イン・ザ・アンダーワールド」

それではまた、来週も時間が来ましたら、このFMハイホー、FM西大和にダイヤルを合わせて頂き、私の番組「レディオ・ノーウェア」にお付き合い下さいませ。
お相手は
DJ・PON-CHANG!

でした。
それでは皆さんまた来週バイバイ。
(9・7オンエア分)

  


Posted by PONーCHANG!(ぽんちゃん) at 02:54Comments(0)ROCK・MUSIC

2008年09月07日

シカゴ「長い夜」

続きましては、
キーワードAtoZのコーナー


さてさて、先月はほぼ一カ月を費やし、仮想ロックフェスと称し、特別企画で番組の方を進行して参りましたので、本当に久しぶりの感がありますが、今週からは本来の形に戻してこのコーナーもお届けしようと思っております。





ということで、今週は8月3日にお届けしたCCRに引き続きまして、アルファベットのCが頭文字に来るアーティストということで、1969年にメジャーデビューを果たし、現在に至っては、その顔ぶれも音楽性もかなり様変わりしてしまいましたが、それでもいまだ第一線で活動し続けるブラスロックの先駆的な存在・CHICAGO(シカゴ)にスポットを当てて、特に初期の活きの良いサウンドをピックアップしてお送りしたいと思います。

シカゴ
…ロバート・ラム(kb)とジェイムズ・バンコウ(tb)を中心に1969年に結成されたシカゴは、当初ビッグシング、シカゴ・トランジット・オーソリティと名前を変えながら活動。それがジェイムズ・ウィリアムス・ガルシオのプロデュースによって1969年「シカゴⅠ(シカゴの軌跡)」という新人としては破格の2枚組のアルバムを引っ提げて、名前もシンプルに「シカゴ」と改めコロンビアからデビュー。ホーン・セクションを大胆にフューチャーした画期的なサウンドと、社会的なメッセージに溢れた歌詞が世間の評判をさらい、直ぐ様人気グループの仲間入りを果たす。

しかし、看板ギタリストのテリー・キャスが自宅で拳銃を暴発させる事故を起こし他界。
バンドは暫く低迷の時期を過ごす。
その後、シカゴは1982年にフルムーン/ワーナーブラザーズに移籍。
それと共に、べースを担当していたピータ・セテラを新たなるフロント・マンとしてボーカルにすることとしたシカゴは、デヴィット・フォスターをプロデューサーに迎えるなど、大ヒットシングル「素直になれなくて」に代表されるような、甘口の洗練されたAOR、ポップス路線に180度音楽性を変えて活動。昨年2月には40周年を迎え、現在においても、往年の勢いはないもののその活動を続けている。

~ということで、ピーター・セテラにボーカルに変わってからのシカゴ・サウンドはあちこちのステーションで聴くことも多いでしょうから、この番組ではシカゴの初期のロックスピリット溢れたブラスサウンドを堪能して頂くべく
「長い夜」「ビギニングス」

を聴いて頂きたく思います。

それではどうぞ!

(9・7オンエア分)  


Posted by PONーCHANG!(ぽんちゃん) at 00:42Comments(0)ROCK・MUSIC

2008年09月05日

20世紀少年

皆さん今晩は!
これからの30分間は、このFM81.4、FM西大和からお届けさせて頂きますラジオでROCK!
「Radio nowhere」

でお楽しみくださいませ。
お相手させて頂きますのは私、DJ PON- CHANG!(ぽんちゃん)で御座います!どうぞ宜しく!

それでは早速番組の方進めていきたいと思いますが…。

先月まではフジロックやサマーソニックなどの野外ロックイベントに、不幸にして参加出来なかった私や貴方の為に(特に私と同世代の中年の皆々様の為に…)ということで、仮想ロックイベント・サマーソニックならぬ「サマーパニック」略して『サマパニ』を企画して、皆さんと楽しんで来た訳では御座いますが、さて、今月から再び通常のメニューに戻しまして、天高く馬肥ゆる秋、運動の秋、食欲の秋、芸術の秋、そして性欲の秋(失礼!)果てはロックの秋とばかりに気合十分、さらなる内容の充実、グレードアップを目指しながら番組作りを進めていきたいと思っておりますので、何卒お付き合いの程宜しくお願い申し上げます!

では、前向上はこの辺りに致しまして~

まず、最初のコーナーは、
ミュージックカレイドスコープ
のコーナー。









このコーナーでは、その時々の話題を、私の方でアトランダムにピックアップしては、それに因んだサウンドをオンエアーさせて頂くコーナーでは御座いますが。

今日は「20せいきのおわりに、悪のそしきがせかいせいふくにうごきだしました。」という『よげんの書』の一節をキャッチコピーにして、先月30日から全3部作の第1章が公開となった「浦沢直樹」原作の本格科学冒険映画
『20世紀少年』

を少しばかりご紹介しながら、主題曲である
T・REX・マークボラン

が遺した名曲に耳を傾けてみたいと思います。

累計発行部数2000万部強。小学館・ビッグ・スピリッツ・コミックスから刊行されている(連載はビックコミックスピリッツ誌上で1999~2006年に行われていた)浦沢直樹のベストセラー漫画をベースとしたこの作品は、何と60億円という巨額の製作費を投じ、唐沢寿明や豊川悦司、常磐貴子等の豪華キャスト約300人を配して、堤幸彦監督がメガホンを取り撮影された訳ですが、早くも34カ国、42社に上る海外配給会社からオファーを集める人気振りを見せてはさらに海外でも注目を集めている次第ですが。
~というところで、簡単にそのあらすじをご紹介しますと…。
1969年、翌年に大阪万博を控え、人類が初めて月に降り立った画期的な年。
その夏のある日、小学生だったケンヂは、同級生のオッチョなどと共に、空地の原っぱに秘密基地を作り、「よげんの書」を書いた。その中には、悪の組織、世界征服、人類滅亡計画、それを阻止する正義の味方などが克明に描かれ、彼らはそれを見て、大いに興奮していた。
時は流れて、1997年。ゲンヂはロックスターになる夢を諦めコンビニ経営をしながら失踪した姉キリコが残した女の子「カンナ」の面倒を見ていた。しかし、昔の仲間ドンキーの死をきっかけに、その周辺は俄かに一変する。
『ともだち』と呼ばれる人物を教祖とする新興宗教にまつわる不可解な事件。またそれが、自分たちが子供の頃に描いた「よげんの書」にそっくりなため驚愕するのである。
そして~
「よげんの書」が結ぶ2000年12月31日人類滅亡のその日。
「ズーン、ズーンとおそろしい地なりとともに、ついにそのきょだいなかげは、東京にすがたをあらわました」と描かれたその顛末にケンヂをはじめとする仲間達は危機感を抱き、敢然と見えない敵に向かい、立ち上がるのです。
果たして東京、世界の運命は如何に?
この後の展開に関しては、映画館の迫力あるスクリーンでご覧くださいね。





それでは、今回、この映画に持ってこいのテーマ曲として白羽の矢が立った、マークボラン率いるところのバンド
「T・レックス」

のナンバー
「20thセンチュリーボーイ」

をオリジナルヴァージョンで、またおまけで(おまけとか言ったT・レックスのファンの方々に怒られるかも知れませんが…)メタル・グルー、チルドレン・オブ・ザ・レヴォリューションの3曲をお聞き頂きたく思います。

それではどうぞ!



(9・7オンエアー分)

  


Posted by PONーCHANG!(ぽんちゃん) at 22:26Comments(0)サウンドトラック・映画音楽