2009年05月14日

忌野清志郎さん追悼特集①

忌野清志郎さん追悼特集①



皆さん今晩は。
これからの30分間はこのFM81.4、FM西大和からオンエアーされます
「ラジオでロック レディオノーウェア」

でお楽しみ下さい。お相手させて頂きますのは私、
DJ・PON-CHANG!(ぽんちゃん)

で御座います。どうぞ宜しくお願いします。
それでは早速番組の方進めて行きたいと思いますが~

さて本日は、通常のメニューを変更して、今月2日に残念ながら『がん性リンパ管症』のために、58歳の若さにして亡くなってしまった、「雨上がりの夜空に」「僕の好きな先生」等の楽曲で御馴染みの、日本のROCK界が生んだ偉大なるソウルマン
『忌野清志郎』

さんを偲んで、生前遺された数々の名曲の中から、幾つかの楽曲をチョイスしては、リスナーの皆様と共に聴いて行きたいと思っております。

忌野清志郎さん追悼特集①



では先ず、1968年、東京都立日野高校に通いつつ、同級生などと共に組んでいたバンド「リメインダーズ・オブ・ザ・クローバー・サクセション」を解散。改めてその名を「リメインダーズ~」の省略形である『RCサクセション』に変更しては、再び音楽活動をスタート。(一説によれば「ある日、バンドを作成しよう」という思いつきそのままを文字ってグループ名にしたとするエピソードもあるが…果たしてどちらが正解か今となっては判りませんが~)そういった流れの中で、1970年には東芝音工(現EMI)と契約し「宝くじは買わない」という曲で、目出度くもシングルデビューを飾り、プロとしての活動をスタートしたRCサクセション、清志郎氏で御座いますが~。
それでは、そんな初期のRCサウンドに触れて頂くという意味で、デビューシングルの「宝くじは買わない」と、1976年4月に発表されるも一旦廃盤、しかし音楽評論家・吉見佑子さんの働き掛けによる署名運動が実を結び、1980年には念願の再発となった名作LP「シングルマン」から「ヒッピーに捧ぐ」の2曲を聴いてください。どうぞ!

忌野清志郎さん追悼特集①

                                          

 先ずは1stシングル「宝くじは買わない」と初期の名作LP「シングルマン」から「ヒッピーに捧ぐ」を聴いて頂きました。
 さて、破廉ケンチ(G)と小林和生(リンコ・ワッショー・B)というメンバーと共に3人組のフォークグループといった体裁で活動を開始したRCですが、1974年には、当時マネージャーを務めていた奥田義行氏が、所属事務所である「ホリプロ」から「井上揚水」を連れて独立し、新事務所「りぼん」を設立。その騒動に巻き込まれRCは仕事を干されることとなってしまう訳です。その後、RCは暫し厳しい冬の時代に晒されることになるのですが、しかし、1978年には清志郎さんとは旧知の仲であった古井戸のギター、チャボこと仲井戸麗市氏を筆頭に、演奏力抜群の強力な布陣で、完璧なエレキロックバンドとして再生。1980年は老舗ライブハウス東京・渋谷「屋根裏」で4DAYSのLIVEを敢行。800人を動員して同ライブハウスの動員新記録を樹立する。そしてここからRCの快進撃は始まり、ライブでは「日本のストーンズ」という異名を得、日増しにその人気もうなぎ昇り。1982年には、清志郎と当時YMOで活躍、国際的にも高い評価を博していたミュージシャン・坂本龍一氏とのコラボシングル「いけないルージュ・マジック」が大ヒットするなどの要因も相俟って、RCは日本のロックシーンを代表するバンドとされ、名実共に大きなメタモルフォーゼを遂げることになる。
というところで、今度は1980年5月21日に発売となったシングルの両面を聴いて頂きたく思います。曲は「若者の勤労意欲を削ぐ」という中小企業のオヤジ様からのクレームによって、当時、有線放送で放送禁止になった「ボスしけてるぜ」とちょっとHな歌詞の「キモちE」をお聞きください。どうぞ!


“ラジオでロック”「Radio Nowhere」

この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。

E-MAIL 
post@fm814.co.jp
FAX  0745-33-3601
郵便物等~ 〒636-8555 FM 81.4(ハイホー)FM西大和
ラジオでロック”「Radio Nowhere」と明記してお送りくださいね!

忌野清志郎さん追悼特集①



さて、清志郎さんはそのステージ上から、頻繁に「愛し合ってるかい~」という呼びかけをオーディエンスに向かって行っていましたが、少しネタばらしをしますと、これは清志郎さんが敬愛してやまなかったオーティス・レディングの台詞を日本語に直訳し、借用していたものということなんですけども、正直言えば、こういった台詞も含め、私は当初RCというか、清志郎さんの、余りに明け透けで、不器用にも映る「言語感覚」に対し拒絶反応を示しては、距離を置いて来たのですが、それも時代を追う毎に、自然とその意図するところが理解出来てきまして、実は海外のミュージシャン達が表現してきた内容を、ダイレクトに日本語に置き換えて、そのニュアンスを自らの作品中で結実させて行こうとする実験的な精神に基づくものだということに気付き、その点でいけば、非常に画期的な試みにチャレンジし、ロックという舶来製品に上手く日本語をマッチさせた第一人者だったのではと、改めて独ごちては、偉そうに評価させて頂いている訳では御座いますが。
そんな思いに基づくものかどうかと言うのは別としても、私としては、その集大成的な作品として捉えることも出来るではないかということで、大いに価値を見出しております、1988年8月29日付けで、オリコンアルバムチャートにおいて第1位を獲得しました「カバーズ」という反骨精神旺盛なアルバムの中から、本日最後の曲として、ジョニー・サンダースと金子マリがゲスト参加している、バリー・マクガイアをオリジナルとする
「明日なき世界」

、この曲のカヴァーをお掛けしてお別れしたいと思います。

しかして、たかだか30分位の時間では、当然多作であった清志郎さんの作品の一部をもご紹介することなど出来る筈もないのは、私としても重々合点承知の助ということで、この追悼特集に関しては、来週も引き続きお送りしたいと思っております

それは皆さんまた来週。お相手はDJ・PONーCHANG!でした。
シー・ユー・ネクスト・ウィーク! バイバイ!





(5・17オンエアー分)





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Posted by PONーCHANG!(ぽんちゃん) at 00:55│Comments(1)ROCK・MUSIC
この記事へのコメント
また、思い出してしまいました。
若い頃の清志郎はすごいですね!!!
Posted by ディラン2009 at 2009年05月14日 06:26
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