2010年10月03日

秋の夜長にクラシック、フジ子ヘミング

秋の夜長にクラシック、フジ子ヘミング



(レディオノーウェア2010・10・3オンエアー分)

さて10月に入り秋本番、今年は、特に夏場が「猛暑」「炎暑」続きであったと言うこともあり、より一層、秋の到来を恋しく思っていらっしゃったリスナーの方々も多かったことかとは思いますが…。まぁ兎に角、これから暫くは、「心」も「体」もポジティヴに反応しては快活に動ける時期に突入すると言うこともあって「運動の秋」、「読書の秋」、また、ダイエットを心掛けている女性の方には辛い事かも知れませんが「食欲の秋」と色んな楽しみを目一杯謳歌出来る季節になって来たということで、当番組もそれに合わせて、本日は柄にもなく高尚に「芸術の秋」を声高らかに宣言しては、流麗で抒情的な、心に沁みるイングリット・フジ子・ヘミングさんの名演による「ピアノの調べ」に、特集として酔いしれて見たいと思います。
 それでは早速、2曲ほどお届けしたいと思いますが、先ずは、1932年12月生まれと言いますから当年77歳になる、ロシア系スウェーデン人の画家であり建築家でもあったジョスタ・ジョルジ・ヘミングと日本人ピアニスト大月投網子との間にベルリンで生まれ、5歳からは母親の故郷である日本で大月フジコの名前で生活を始め、母親やその師匠であったレオニード・クロイツァーにピアノの手解きを受け、天才少女の名を欲しいままにするも、16歳の時には中耳炎から先ずは右耳の聴覚を失い、その後風邪をこじらせ左耳の聴覚も失うという、何とも残酷なハンデを背負わされることになり、(現在では左耳は40%まで回復)暫し、演奏活動を中断するも、不屈の精神力で第一線に返り咲き、1999年に発売された「奇蹟のカンパネラ」はクラシックとしては異例の「30万枚」というセールスを突破、現在もマツコ・デラックスにも似たその体躯(失礼!)で頑張っていらっしゃる(実は菜食主義者とのことなんですが~ウムム。じゃが芋がスキということで、それが原因か?スンマセン、変な詮索して…)
フジ子・ヘミング

さんの演奏で、1838年に子供時代に想いを馳せて作曲した「子供の情景」第7曲目であるシューマン★①の名曲で、あの村上龍の名著「コインロッカーベイビーズ」の主人公である「ハシ」が組んだロックバンドの名前にもなっていたことでも、一部では有名な「トロイメライ」と、リスト★②の名曲「ラ・カンパネラ」を、こちらは1973年のライブ録音で聴いて下さい。今日はどう考えてもラジオでロックじゃないな~。ラジオでクラシック、NHK第2放送の「教養番組」のような趣きでもごじゃりますが、聴いておくんなはれ~
それでは魂のピアニスト「フジ子・ヘミング」★③さんです。どうぞ!






(以下、ウィキペディアより抜粋)

秋の夜長にクラシック、フジ子ヘミング



★①ロベルト・アレクサンダー・シューマン…(Robert Alexander Schumann, 1810年6月8日 - 1856年7月29日)はドイツの作曲家、音楽評論家。ロマン派音楽を代表する一人。名ピアニスト、クララ・シューマン(Clara Josephine Schumann, 旧姓ヴィーク Wieck)は妻である。

秋の夜長にクラシック、フジ子ヘミング



★②フランツ・リスト…(ドイツ語:Franz Liszt, ハンガリー語:Liszt Ferenc, 1811年10月22日 - 1886年7月31日)は、ハンガリーに生まれ、ドイツやオーストリアなどヨーロッパ各国で活躍したピアニスト・作曲家。両親の血統、母語、もっとも長い活躍地のいずれもドイツに属すが、自身生地のハンガリー(現時はオーストリアに帰属している)を祖国と呼び、死後もドイツ人(オーストリア人)よりはハンガリー人と記載されることが多い。ピアニストとしては演奏活動のみならず、教育活動においてもピアニズムの発展に貢献をした。演奏会形式としての「リサイタル」を初めて行なった人物と言われている。また、作曲家としては新ドイツ楽派の旗手、および交響詩の創始者として知られる。ハンス・フォン・ビューローをはじめとする多くの弟子を育成した。

秋の夜長にクラシック、フジ子ヘミング



★③フジ子・ヘミング…(1932年12月5日 -、本名イングリッド・フジコ・フォン・ゲオルギー=ヘミング Ingrid Fuzjko Von Georgii-Hemming)は、日本で活躍するピアニストである。日本名は大月フジ(おおつきフジ)。ロシア系スウェーデン人の画家・建築家のジョスタ・ジョルジ・ヘミング(Josta Georgii Hemming)と、日本人ピアニストの大月投網子の間にベルリンで生まれる。スウェーデン国籍(長らく無国籍の状態が続いた)[1]。俳優大月ウルフは実弟。(余談ですが「大月ウルフ」。彼は「戦え!マイティジャック」や「風雲ライオン丸」「忍者部隊月光」「ゴジラ対メガロ」などにも出演。特撮ファンにとっては、垂涎ものの憧れの男優さんです。byPON-CHANG!)

http://www.jvcmusic.co.jp/fujiko/
                                           
如何でしたでしょうか。「クラシック」というと、さもアカデミックで、とっつき難い、または重苦しくて中々親しみを持って聴けないといった抵抗感を抱いてらっしゃるリスナーの方々も多いでしょうが、中には肩肘張らずともポップミュージックと同じく、すんなりとその世界に入り込める楽曲も多々ありますから、これを機会に自らの音楽のレンジを拡げ、クラシックの領域まで足を踏み込んで頂ければなぁ~なんて思いますが…。それでは続きましてもフジ子さんで、今度、私の大好きな印象派の代表格であるド、ド、ドビュッシー★④様の曲で「亜麻色の髪の乙女」(あの橋本淳さん作詞、すぎやまこういちさん作曲で1966年に青山ミチさんが「風吹く丘で」と言うタイトルで発売するも、その後1968年に改めてヴィレッジ・シンガーズが「亜麻色の~」とタイトルを変えヒットさせ、さらに島谷ひとみが2002年にカヴァーして評判になった「あれ」とはちゃいまっせ~。似ても似つかぬ楽曲で御座います)それではどうぞ!フジ子・ヘミングさんの演奏です!

★④クロード・アシル・ドビュッシー…(Claude Achille Debussy, 1862年8月22日 - 1918年3月25日)はフランスの作曲家である。長音階・短音階以外の旋法の使用、機能和声にとらわれない自由な和声法などを行った。ドビュッシーの音楽は、代表作『海』や『夜想曲』などにみられる特徴的な作曲技法から、「印象主義音楽(印象派)」と称されることもある。
                                              
“ラジオでロック”「Radio Nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
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MAIL 郵便番号〒636-8555 FM 81.4(エフエムハイホー)FM西大和
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さて、日頃は下品にドピュピュピュ~と訳の解らん音楽で、世間様を騒乱状態に陥れるが如く、犯罪的な音楽セレクションでお届けしているこの番組では御座いますが、今宵は柄にもなく、格調もう~んと高くクラシック・ピアニスト「フジ子・ヘミング」さん(しかし、実際には音楽に格調の高い低いなんてないんですがね~。と思っているんですが…)、今日は兎に角、彼女を特集し、秋の夜長にぴったりフィットの、これで「多い日も安心」といった雰囲気でお届けさせてもらって来た訳ですが、今ね、お仕事中のタクシー運転手の皆さんとか、ロックとは縁遠いお父さんやお母さんには大いに受けは良かったんではないかと思いますが、如何でしたでしょうか。一方で「パンク少年」などは、さぞ歯ぎしりをして、夜空に「ナイトライダー」と吠えていたことかとは思いますが~。で、来週ですね、またドカンと暴力的な放送に返り咲いては、パンピーの顰蹙を買いそうな放送で行こうなんて企んでおりますので、宜しく哀愁(古!新党大地の応援団・松山千春さんみたいでしたが…)~と、いうことで、それでは最後もフジ子・ヘミングさんの演奏で、フレデリック・フランソワ・ショパン★⑤様の名曲「ポロネーズ第6番“英雄”」を聴きながら、エヴリバディ、今晩はお別れしたいと思います。



秋の夜長にクラシック、フジ子ヘミング



★⑤フレデリック・フランソワ・ショパン …(Frédéric François Chopin, ポーランド名フリデリク・フランツィシェク・ショペン Fryderyk Franciszek Szopen, 1810年3月1日(2月22日(出生証明の日付)、1809年3月1日説あり) - 1849年10月17日)はポーランド出身の前期ロマン派音楽を代表する作曲家である。当時のヨーロッパにおいてもピアニストとして、また作曲家として有名であった。その作曲のほとんどをピアノ独奏曲が占め、ピアノの詩人とも呼ばれるように、様々な形式、美しい旋律、半音階的和声法などによってピアノの表現様式を拡大し、ピアノ音楽の新しい地平を切り開いた。ノクターンやワルツなど、今日でも彼の作曲したピアノ曲はクラシック音楽ファン以外にもよく知られており、ピアノの演奏会において取り上げられることが最も多い作曲家の一人でもある。
それではみなさんまた来週。時間になりましたら、ダイヤルはFM81.4、FM西大和にお合わせ頂き、この番組にお付き合いくださいませ。
お相手はDJ PON-CHANG!(ぽんちゃん)でした!
それでは…。シー・ユー・ネクスト・ウィーク!バイバイ! 
(2010年10月3日オンエアー分) 



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Posted by PONーCHANG!(ぽんちゃん) at 09:36 │ROCK・MUSIC