2010年10月10日
スクリ―ミン・ジェイ・ホーキンズ、 ジェイムス・チャンス
皆さん今晩は!
これからの30分間は、このFM81.4、FM西大和からお届けさせて頂きます
ラジオでROCK!「Radio nowhere」
でお楽しみくださいませ。
お相手させて頂きますのは私、DJ PON- CHANG!(ぽんちゃん)で御座います!どうぞ宜しくお願い申し上げます!
それでは早速番組の方、進めていきたいと思いますが…。
まず、最初のコーナーは、ミュージックカレイドスコープのコーナー。
このコーナーでは、その時々の話題を、私の方でアトランダムにピックアップしては、それに因んだサウンドをオンエアーさせて頂くといった趣向のコーナーでは御座いますが。
さて、先週は「芸術の秋」に因んでということで、フジ子・ヘミングさんの華麗で荘厳なるピアノ演奏の特集をお送りしましたが、今週は同じく秋は秋でも「食欲の秋」ということで、それに因んで、食べ物ネタには違いないですが、まぁそういったお話をさせて頂きたく思いますが…。
先日ネットでニュースを見ておりましたら、「魚の寄生虫:いける味」という見出しの記事が御座いまして、私も大概これまでにも、食用ガエル(鶏肉のささみのようで美味し味)や、カンガルー(これはゴムのようで、余りお勧めは出来ないかも)、アリゲーター(これも固かったが、味としては悪くない)に、黒人の方々がソウルフードとして伝統的に食しているキャットフィッシュ(鯰)のスープやクロウフィッシュ(所謂ザリガニね~)など、色々と果敢にフードファイター「小林尊」クン宜しく挑戦してきましたが、虫については、信州の珍味「蜂の子」やイナゴの甘露煮などを好奇心から口にしたことはあっても、流石に寄生虫は、「笑うカイチュウ」の著者の藤田紘一郎先生じゃあるまいし、食した経験は御座いませんでしたが、大分県水産研究部養殖環境チームの主幹研究員の福田穣(ゆたか)さん(53歳)が海の魚介類にへばりついている寄生虫を「試し食い」をしているとのニュースを聞いた時には、本当にたまげましたね。きっかけは、20年前にブリの中にいた赤い線虫についての問い合わせが、一般の消費者の方からあった時に「その虫については心配ない」と回答したら、「あなたは食べたことがあるのか」という反論が寄せられたそうで、それから「何でも自分で試してみよう」というスタイルを実践するようになったそうですが、でもね、相手は寄生虫ですよ!で、福田さんはこれまでに20種類の寄生虫の試食を繰り返し、イカやサバに見られるアニサキスだけは急性胃腸炎を起こすので危険との事で警鐘を鳴らしていらっしゃいますが、それ以外については殆ど無害で、さらにお勧めはマダイの口にいる『タイノエ』という甲殻類の仲間に属する寄生虫で、空揚げにして食するとパリパリした食感が楽しめるとのことで、また味についても「蝦蛄(シャコ)のようで美味しい」とのことであります。しかし、目的は「必要以外に寄生虫を恐れないで」ということを一般消費者にアピールすることであって、単なる興味本位とか、ゲテモノ食いで名を馳せようなんて言う、志の低い魂胆で行っているものではないそうでありますが、それにしても凄いですよね。『タイノエ』なんて、写真を見る限りでは「フナムシ」に近いような、かなりグロテスクなルックスで、およそ食欲をそそられる代物ではないですが…。食糧危機に瀕しても、極力お世話になりたくない「動物性蛋白」と思ったりもしますが、皆さんは如何でしょうかね?また良かったら、ネットなどでその勇姿を拝んでやって下さい。トホホ…。
~というところで、それではここで続けて素敵なサウンドを3曲ほどお送りしたいと思いますが。
音楽界の中にも色々と変わり種といいますか、個性豊かなキャラの持ち主がいらっしゃいますが、今日は確実にその中の一人に数えられること間違いなしのR&B界の怪人こと
『スクリ―ミン・ジェイ・ホーキンズ』
を取り上げてご紹介したいと思います。彼は元アラスカのミドル級ボクサーという経歴をもつアーティストで、ステージには杖をついて登場したり、棺から飛び出してきたり、ヴ―ドゥー教にまつわる薄気味の悪い演出を施したりと、またその歌も「魔法」や「ワニ」、さらには「便秘」などをテーマにしたものなど、およそ尋常とは思えない題材をテーマに独特の切り口で変な歌を聞かせて来た人物で、残念ながら2000年1月に70歳という年齢で彼は亡くなりましたが、アリス・クーパーやクランプス、そしてジョージ・クリントンやアーサー・ブラウンといった、その後登場して来た一風変わったアーティスト達の貴重なお手本として影響を与え、今もその筋では、神の如く崇め祀られているカリスマ親爺で御座います。
それでは「俺は人と違うようになるために産まれて来たんだ。風変りであるために」「クレイジーと呼ぶならそれでもいい。だが銀行には行けるんだぜ」との名言も遺して逝った、今日はそんなジェイの歌声で、1984年製作のジム・ジャームッシュ監督の映画「ストレンジャー・ザン・パラダイス」の主題歌でもあった「アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー」、そして「アリゲーター・ワイン」、さらに「ホンコン」の3曲をお届けします!場末の見世物小屋のようなサウンドがユニークでっせ!それではどうぞ!スクリ―ミン・ジェイ・ホーキンズです!
続きましては~
さて、今週もその頭文字にJが来るアーティストということで、1953年、アメリカはウィスコンシン州ミルウォーキー生まれのサックス奏者であり、才気溢れるサウンドを構築するシンガーソングライターとして、70年代後半から頭角を現しては、1980年代には、ニューヨークを中心に勃発した「ノーウェイブ」ムーブメントの立役者として、大いに注目を集めた
ジェイムス・チャンス
(本名ジェイムス・ジークフリード)に注目して、そのオリジナリティーに満ちた唯一無二とも言える音世界をお届けしたいと思います。
ジェイムス・チャンスは7歳でピアノを始め、その頃に影響を受けたセロニアス・モンクやセシル・テイラーなどのジャズ界の偉人達が示す自由な創作気風をそのまま血筋と受け継ぎ、1975年にはプロの「ジャズ・ミュージシャン」を目指し、NYに移住します。しかし、自由奔放で先鋭的なジェイムスの斬新な発想は、当時の排他的なNYのジャズシーンではなかなか受け入れられることはなく、失望したジェイムスは、その活動の場所をロックシーンに移しては、当時のNYアンダーグラウンドシーンを熱く彩っていたアート・リンゼイ擁するDNAや、リディア・ランチ率いるところのTeenage Jesusらとともにライブを展開することになります。そんな彼らが中心となって、ブライアン・イーノのプロデュースにより、1978年11月に発表された衝撃のコンピレーション・アルバム「NO NEW YORK」は、世に送り出された当初こそ、マスコミ等の厳しい批判を浴びることになりましたが、その後は徐々に評価を高めては、現在では70年代後半から80年代の音楽シーンを代表する『歴史的な名作のひとつ』として、スポットを集め、後の世代の『バイブル』と取り扱われてもおります。
では、今日はそんなノーウェイブの代表格でもあります、ジェイムス・チャンスが率いるところの
「ザ・コントーションズ」。
このバンドの1stアルバム「BUY」をピックアップしては、「デザイン・トゥー・キル」「コントート・ユアセルフ」「アイ・ドント・ウォント・トゥ・ビー・ハッピー」の2曲をお届けしたいと思います。
それでは聴いて下さい!ファンキーでアバンギャルドな音の絡み合いが心地良い「ジェイムス・チャンス&ザ・コントーションズ」!カッコ良いぞ!どうぞ!
“ラジオでロック”「Radio Nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。
post@fm814.co.jp
FAX 0745-33-3601
MAIL 郵便番号〒636-8555 FM 81.4(エフエムハイホー)FM西大和
“ラジオでロック”「Radio Nowhere」の係と明記して、お送りくだされば手元に届くかと思いますので、挙ってリスナーの方々、また宜しくお願い申し上げます!
さて最後は…ノックオンザヘブンズドアのコーナー。
蘇る古のスーパースターのコーナーで御座いますが、今日は、冒頭お届けしました、なかなか他の放送局では耳にすることのない『スクリ―ミン・ジェイ・ホーキンズ』で2曲お届けして、お別れしたいと思います。
曲は「ユー・メイド・ミー・ラブ・ユー」と「イエローコート」の2曲です。
それではみなさんまた来週。時間になりましたら、ダイヤルはFM81.4、FM西大和にお合わせ頂き、この番組にお付き合いくださいませ。
お相手はDJ PON-CHANG!(ぽんちゃん)でした!
それでは…。シー・ユー・ネクスト・ウィーク!バイバイ!
(2010年10月10日オンエアー分)
●予告!
来週はダイナミックで骨太なパンク・ロック・サウンドを聴かせてくれる日本が世界に誇るゴキゲンなバンド!SA
(エスエー、サムライアタック)の特集をお送りします!
お楽しみに。
ボーカルのタイセイが以前やっていたこれまたイカシタバンドだった「バッドメサイア」
音源が全くない!祈、再発!
SA
Posted by PONーCHANG!(ぽんちゃん) at 08:06
│ROCK・MUSIC