Radio Nowhere Inside Blog 　

はいということで改めまして皆さん今晩は。これからの３０分はこのFM81.4、FM西大和からオンエアされますラジオでロック「レディオノーウェア」でお楽しみ下さい。
お相手はDJ PON-CHANG！でございます。

さて、それではGW真っ只中ということもあって、日頃ハイホーなど聴いたこともないという御仁も、今日に限ってはダイヤル合わせてラジオの前にいらっしゃるかも知れませんが、兎に角、楽しい番組なんで是非最後までお付き合いくださいませ！

では、先ずはこのコーナー。その時々の話題を私の方でアト・ランダムにチョイスして、それに似つかわしい雰囲気のイカしたサウンドをご紹介しちゃうといったミュージックカレイドスコープの方から始めさせて頂きたいと思いますが。

今週は「アット・武道館」で日本から祖国・アメリカへ逆輸入。あっという間に４００万枚を売りさばいては一流アーティストの仲間入りを果たし、武道館という場所を、ロックを志す全てのアーティスト達の憧れの聖地（サンクチュアリー）に変えてしまったイカしたROCKバンド・チープトリック。
そんな彼らが先月24日に、30年の歳月を経て再び武道館のステージに立って、当時のセットリストそのままに演奏。またまた新たな伝説を作ってくれたということで、今日はそんなチープトリックにスポットをあてて、そのポップで上質なロックサウンドに今一度皆さんと共に耳を傾けてみようと思います！



チープトリック。

さらさら金髪で鼻筋の通った端正な顔立ちが、美男子には目ざとい日本の女の子の間で大いに評判となったボーカル&サイドギター担当のロビン・ザンダー。そして、ちょっとおかしな野球帽を被った滑稽な風貌ながら、バンドの実質的なリーダーである、シュールなデザインのギターがトレードマークのリック・ニールセン、そして訪問販売のセールスマンのような、凡そロックミュージシャンらしからぬ外見が個性的なドラムス担当のバーニーカルロス、またロビンと共に女の子の黄色い歓声を集めつつも、一時、結婚した嫁(現在は離婚してますが)の色香に惑わされ、バンドを脱退。アホなロックデュオを嫁と組んで活動するも鳴かず飛ばずで、見事撃沈。奇麗に離婚もして、再びバンドに舞い戻り更正の道を歩み続ける12弦ベースの優男。トム・ピーターソン。
こんなユニークなキャラを持つ4人からなるチープトリック。
結成は1974年。アメリカはイリノイ州ロックフォードであり、77年にはソニー傘下のエピックからバンド名そのままのタイトルである1stアルバムでデビューするもアメリカでは、さして話題を集めることもなく、先に極東の島国であります日本で何故か人気爆発。それが飛び火する形でアメリカでも人気ロックバンドとして認知されるに至り、特に武道館で収録したライブアルバム「アット武道館」は爆発的大ヒット。今もって名盤と称され、時代を超えて愛され続けている。30年の時を経た今でも往年の勢いはなくなったとはいえ、地道に演奏活動を続けるチープトリック。



では、今日はそんなチープトリックのポップでキャッチーな数あるナンバーの中でも、私がとりわけ贔屓とする楽曲を3曲お送りしたいと思います。
1曲目は1977年発表のアルバム「インカラー/蒼ざめたハイウェイ」に収録されているハロー・ゼアというオープニングに相応しい軽快なロックナンバーを。
2曲目は翌78年に発表となった「天国の罠」からサレンダー。
3曲目は79年に発表されたアルバム「ドリーム・ポリス」から素晴らしきバラード曲「ヴォイシズ」を纏めてお送りしたいと思います。
それではどうぞ!チープトリックです。どうぞ！

（５/４オンエアー分）