2008年07月13日

THE  CLASH / コンバットロック

続きましては、キーワードAtoZのコーナー。
今週はその頭文字がCのアーティストということで、最早故人ではありますが、生前はその旺盛なる反骨精神をもって全世界に向けて、革命ラッパを高らかに吹き鳴らした、私が最も敬愛するところのロッカー、ジョー・ストラマー率いるところの
ザ・クラッシュ

をご紹介したいと思います。

THE CLASH…。
簡単にバンドの概略を説明させて頂きますと、結成は1976年。当時ジョーがやっていたパブロックバンド101ers(ワンオーワンナーズ)の前座に、かのピストルズを迎えたことがそのきっかけ。それまでR&Bに傾倒し、その手の音楽を懸命に追い求めていたジョーだったが、ピストルズのステージを目の当たりにした途端、覚醒。「甘い歌をやっている時代じゃない!エルビスもビートルズもいらない!」とばかりに101ersを唐突に解散。同じく一度もライブすることなく空中分解したロンドンSSというパンクグループのメンバーだったミック・ジョーンズやポール・シムノンと合流し、後世にその名を残す「THE CLASH」のスタートを切ることとなる。
その後は、暴力衝動、否定衝動の塊のような熱い音楽を奏で、徹底した反体制の姿勢を貫き、時には「赤い旅団」などの極左グループを応援するなど行き過ぎた正義感から、批難の矢面に立つこともままあったが、一方でキッズを終始一貫して大切にするバンドでもあり、当時サッチャー政権のもと失業率の高かった若い世代にもレコードが買えるようにとかの2枚組「ロンドンコーリング」を1枚もののLPと同じ金額で販売したりと、とにかく常にファンの目線でものを考えるバンドでもあった。
また一方で音楽的にはグループ結成当初から、ジャマイカ発のレベルミュージックであるレゲエなども取り入れる貪欲で旺盛な音楽的咀嚼力も有しており、LPの枚数を重ねるごとに他のパングバンドの音楽的堂々巡りを横目で見ながら、プログレッシヴに変貌していった。

THE  CLASH / コンバットロック



では、今日はそんなクラッシュの数々の珠玉の作品群の中でも特に私が贔屓にしているレゲエありダブあり、ファンクありといった正に黄金期のクラッシュの集大成的作品
「コンバットロック」

から、
「権利主張」「ロック・ザ・カスバ」「イノキュレイテッド・シティ」

の3曲を聴いて頂きたく思います。

(7・13オンエアー分)


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Posted by PONーCHANG!(ぽんちゃん) at 07:31│Comments(0)ROCK・MUSIC
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