2008年09月22日

エリックサティ「秋に相応しい癒しのメロディー」(2)

はいということで、皆さん今晩は!
これからの30分間は、このFM81.4、FM西大和からオンエアーされます
“ラジオでロック”「Radio nowhere」

でお楽しみくださいませ。
お相手させて頂きますのは、私、DJ PON-CHANG!(ぽんちゃん)で御座います!どうぞ宜しく!

それでは早速番組の方進めていきたいと思いますが…。

さて、今週も先週と同じく、過日メールでNさんという、この番組を熱心にお聴き頂いているリスナーの方から頂きましたリクエストにお応えしまして、「秋に相応しい癒しのメロディー」と題し、従来のレディオ・ノーウェアとは違った趣きで、心に沁みる旋律(メロディー)満載で、番組の方進めさせて戴こうと思っております。しかし、当然のことながら、私がセレクションしての話となりますので、果たして皆さんの癒しに役立つかどうか、その辺り、甚だ疑問では御座いますが。
まぁ何はともあれ、それでは早速、秋に相応しい癒しのメロディーの特集の第2夜ということで、「後編」を進めていきたいと思います。

エリックサティ「秋に相応しい癒しのメロディー」(2)



まず今週は、「家具の音楽」と自らの作品を称し、教会音楽の要素を大胆に取り入れては、それまでのクラシック音楽における調性を破壊、後に印象派として歴史にその名を残すラヴェルやドヴュッシー、またリズムではストラヴィンスキーなどに、多大なる影響を与え、今や現代音楽の父、ミニマル・ミュージック、イージー・リスニングの創始者とされる、1866年、フランス生まれの偉大なる音楽家、エリック・サティことエリック・アルフレッド・レスリ・サティの曲をまずは聞いてみたいと思います。この頃では「ジムノペディ」などがCMソングとして、あちこちで取り上げられ、頻繁に彼の作品を耳にすることが増えましたが、今日はそのお馴染みのジムノペディも含め、3曲ほどチョイスして、彼のその静謐且つ透明感あふれる音世界を堪能していただきたいと、このように思います。とにかく素晴らしいこと間違いなし。私も夜更けに仕事をする際には、よく彼の曲をBGMとして流し、その調べにどっぷりと浸かっている次第ではございますが。

それではサティで3曲行きましょう。

エリックサティ「秋に相応しい癒しのメロディー」(2)



今日は、17歳でデッカレコードと契約を結んだ早熟なるフランスのピアノ奏者PASCAL ROGE(パスカル・ロジェ)の演奏で、サティが1888年に書き下ろしたジムノペディNo,1(ゆっくりと悩めるが如く)と、1900年に書かれたシャンソンの名曲「ジュ・トゥ・ヴー」そして、北野武監督の「その男、凶暴につき」でも取り上げられていたインドネシアのガムラン音楽とルーマニアやハンガリーの音楽をミックスして作ったという「グノシエンヌ」、これ等を続けておかけします。結構音数が少なく無音の箇所があったりしますが、放送事故ではないのでご心配なく。
それではサティ、聞いてください!どうぞ。  

エリックサティ「秋に相応しい癒しのメロディー」(2)

                                      

いかがでしたか、サティのサウンド。お楽しみ頂けましたでしょうか?

では、続きましては、これまた他のラジオ・ステーションなどでは滅多に電波に乗ることもない、ドイツが誇るプログレバンド「CAN」のベースでありましたホルガー・シューカイが1979年に発表した珠玉の逸品「ムーヴィーズ」から、今宵は2曲おかけしたいと思います。数ある私のレコードCDコレクションの中でも必ずやベスト3に入る名盤と称しても過言でないほどに素晴らしい作品ですね、これは!

エリックサティ「秋に相応しい癒しのメロディー」(2)



ホルガー・シューカイは、1938年ポーランド生まれといいますから、2008年の現在、御年何と70歳の音楽家。第2次大戦後、故国ポーランドに進駐してきたソ連軍から逃れ、家族全員で西ドイツに移住。ベルリン芸術大学に進学しては、指揮者になる為に勉強するが、其の内に、かのクラシック音楽、現代音楽の大家でもあるカールハインツ・シュトックハウゼンに師事するために、スイスはケルンに居を移す。そこで音楽教師となっては、その後同じくシュトックハウゼン門下生であったイルミン・シュミットらと共に「CAN」を結成し、活動を始める。
CANは即興性を重視するプログレ・アバンギャルド・グループだったが、次第にホルガーは、さまざまな音響・録音機器を駆使しての緻密なサウンド構築作業に魅了されて行き、1977年グループを脱退、ソロ活動をスタート。1st「カナクシス」を発表した後に、今日お掛けする、数あるホルガーのアルバムの中でも、音楽的に最も充実した代表作といえる「ムーヴィーズ」を1979年に発表することとなる。
それでは能書きはこの辺に致しまして、音の方ご紹介いたしましょう。
今日「ムーヴィーズ」からおかけしますのは、カザフスタンの不明の楽器のイントロによって目の前に中近東の風景が広がる、軽妙なリズムと分かりやすいメロディーが心地良いキッチュなポップチューン「クール・イン・ザ・プール」とイラン歌手の連続可変する唄声が印象的な、美しくもエキゾチックなスローナンバー「ペルシアン・ラブ」をお届けいたします。それではどうぞ。ホルガー・シューカイです。                                 

“ラジオでロック”「Radio Nowhere」この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。

E-MAIL 
post@fm814.co.jp
FAX  0745-33-3601
MAIL 〒636-8555 FM 81.4(ハイホー)

またこの番組の詳細に関しては以下のブログにてご確認いただけます!

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エリックサティ「秋に相応しい癒しのメロディー」(2)

ということで、2夜に亘りお届けして参りました「秋に相応しい癒しのメロディーの特集」。取りあえずは、次の曲で終りということになります。今後ともまたこんな企画をなんていうリクエスト御座いましたらガンガン、メールやFAX等でリクエストお送りくださいね。出来得る限り、頑張ってお応えしていこうと思っていますので。
ということで、来週、再来週は、これまた通常のメニューではなく、2週に亘り、結成30周年を迎え、1990年10月27日「国立代々木競技場第1体育館」での解散コンサートまでに発表された全15タイトルが紙ジャケで復刻再発売となった「ARB」にスポットをあてて、これまた特集としてお送りしたいと思います。お楽しみに!

ではまた来週。
お相手は、お相手はDJ・PON-CHANG!でした。

エリックサティ「秋に相応しい癒しのメロディー」(2)



それでは、1966年5月16日にリリースされたビーチボーイズ「ペットサウンズ」から「キャロラインノー」をお掛けしながら、今日はお別れしたいと思います。
バイバイ!

(9・28オンエアー分)


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Posted by PONーCHANG!(ぽんちゃん) at 23:38│Comments(0)ROCK・MUSIC
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